軽い圧でしっかり効かせる!セラピストが知るべき“ほぐしのコツ”
こんにちは。
ほぐリッチもみほぐしセラピストスクールのいさ先生です。
今回は、「軽い圧でも筋肉にしっかり効かせる方法」について解説します。
強い力で押さなくても、筋肉はしっかりほぐれます。
むしろ、正しい圧のコントロールができると、筋繊維に優しく、深いほぐしが可能になります。
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■ 1. 皮膚・脂肪の“遊び”を取る
圧を入れる前に大切なのが、皮膚と脂肪の遊びを取ること。
いきなり押すと、皮膚がずれてしまい、筋肉に圧が正確に届きません。
まずは指先で表面の遊びを感じ取り、軽く引き寄せるようにしてから圧を加えましょう。
これが“効かせる”第一歩です。
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■ 2. 筋肉に届いたら、圧を“溜める”
筋肉層に圧が届いたら、**止めずに“待つ”**ことが大切。
焦って押し込むのではなく、筋繊維がじわっと緩んでいくのを感じながら、
その場で圧をキープします。
これが「深く効かせる」ためのポイントです。
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■ 3. 圧を抜くときはゆっくり、皮膚の遊びを戻しながら
圧を抜くときに一気に離すと、筋肉が反発してしまいます。
最初に取った皮膚・脂肪の遊びを、元に戻すようにゆっくり圧を抜くことで、
筋肉が穏やかに緩み、心地よい余韻を残せます。
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■ 4. 硬結部(こりの芯)は“待ちの圧”でほぐす
特に硬い部分(硬結部)は、強く押すほど逆に防御反応が起きます。
大切なのは**“待つ圧”**。
圧を一定に保ちながら、筋肉が自らほぐれていくのを感じ取ります。
無理に力を加えず、体全体で支える意識を持ちましょう。
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■ 5. 体全体で圧をコントロールする
指や腕の力だけに頼ると、筋肉にムラができたり、セラピスト自身が疲れやすくなります。
体重移動・姿勢・呼吸を使って、全身で圧をコントロールすることが重要です。
この感覚を身につけることで、軽い圧でも深く届く“職人の手”になります。
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■ 軽い圧で効かせる=筋肉にもセラピストにも優しい技術
強い力に頼らず、軽い圧で筋肉をしっかりほぐすことは、
クライアントの体にも、セラピストの体にも優しい施術です。
圧を感じ、筋肉の反応を待ち、ゆっくり抜く——
この一連の流れを意識することで、施術の質がぐっと上がります。
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🧠 まとめ
• 皮膚・脂肪の遊びを取ってから圧を入れる
• 筋肉に届いたら圧を溜めて“待つ”
• 圧を抜くときはゆっくり、遊びを戻す
• 硬結部は無理に押さず、待ってほぐす
• 体全体で圧をコントロール
強く押さなくても、筋肉はほぐれます。
「軽い圧でしっかり効かせる」——これがプロの手技です。
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